泥のように眠る

アイドルのはなし 引用はご自由に

12月の韓国一人旅(前編)

12月20日から23日まで韓国に行ってきました。

 

チキンを食べたい

コプチャンを食べたい

コンサートに行きたい

チムジルバンに行きたい

ピアスを開けたい

化粧品も見たい

 

上記6つの項目が今回の旅行でやりたかったことです(多…)。今回はお金がなかったので安く済まそうと頑張り、辛いものがそんなに食べられるタイプではないのであまり辛くないものを食べようと頑張りました。前編では下準備と①~③について書いていきます。レートは100ウォン=10円で計算しています(2019年12月当時)。

⓪下準備

行きたいごはん屋さんはコネストやインスタの“ソウルひとりごはん”とか“韓国ひとりごはん”のハッシュタグを検索して見つけました。あと個人の方のブログとか…。ツイッターは旅情報に関してはあんまり使える子じゃない。

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メチャ極寒という噂だったので、とにかく着込む準備をしました。結局、上記格好で快適に過ごせました。ノースリーブのダウンは予想以上の働きでした。私の行った一週間後にはマイナス10度を記録してたので、これから行く人はもう少し着込むなりホッカイロを貼るなりした方がいいと思います。

ホステルの予約もしました。とにかく安く済まそうと思って一泊900円くらいのホステルにしたんですが、やめておいた方がいいです。わりとホステル慣れてる人間でもつらかったです。寝返りの度に「圧倒的に」揺れるベッドと悪臭のする毛布で寝られて、靴下でも汚い床に抵抗がない人はマア…照明が大部屋に一つしかないのでそれもわりと困りました。安く済まそう!と思ってる人でも1500円は出した方がいいです。

泊まった場所はホンデ入り口駅から歩いて10分ほどのところでした。ホンデにはだいたいのものがあるので、よくわからなかったらとりあえずホンデ近くに泊まっておけばいいと思います。

関空へは電車で行きました。知らぬ間に第2ターミナルのリニューアルを行ったらしく、待合室から搭乗口までをかなり歩かされ、真冬の夜にほぼ外で15分ほど待たされ、LCCに乗る人間に人権がないことがチラ見えしてました(ここで関空の悪口を言うな)。

 

①チキンを食べたい

そんなこんなで20日の夜中に到着し、空港鉄道でホンデまで行きました。この時点で深夜1時でしたが、絶対に今日チキンを食べないと死ぬ!という気持ちでホンデ入り口駅の9番出口からすぐそこのbhcチキンに行きました。

https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=9775

治安、大丈夫か?という感じの裏通りを歩いちゃったんですが、危ないので夜は明るいところを歩いたほうがいいです。

二階にお店があり、入ると店員さんが一人か?ここで食べるのか?と聞いてくれます。ただ人差し指を立ててウンウン頷いていたら適当な席を指してくれるので従いましょう。金曜日の夜中だったので混んでるかなと思ってたんですが、私の他には三、四組しかいませんでした。

ヤンニョムチキンだけだと飽きるらしいのでバンバンチキン(ヤンニョムチキンと普通のフライドチキンの盛り合わせ)を頼みました。20000ウォンとかだった気がする。高~(一人で食うもんやないからや)

スピーカー真ん前の端っこの席に通してもらったので昔懐かしのK-popからママムのhigh tensionまで爆音で聴けて楽しかったです。韓国のお店、音楽のボリュームがどこでもデカい。コーラはセルフなので自分で冷蔵庫まで歩いて取りに行きます(2000ウォン)。10~15分待ってたらチキンが来ます。

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マジで正直に言っていい?

普通でした。

普通においしい、普通のフライドチキン。アイドルが事あるごとに齧り付き、並々ならぬ愛を表現するチキンに期待を抱きすぎた末路です。ホンデ入り口駅を出た瞬間に対面したKFCの存在で、どこのチキンもだいたい同じということに気付かなければならなかったんですね。あとちょっと辛かった。

お持ち帰り(ポジャン)する場合は包装料が500ウォン追加になるみたいです。食べきれなかった分をポジャンしてもらって、合計22500ウォンでした。

おいしいにはおいしいので、せっかくだから推しの食べてるチキンを食べてみたいという人は食べても後悔はないと思います。

 

コプチャンを食べたい

コプチャン…ジュージューと焼かれるホルモン、滴る油、煙にくすぶる照明…。今振り返れば、私は韓国の食べ物に壮大な幻想を抱いていたみたいです。もちろんおいしいのだけど、別に桃源郷の食べ物というわけじゃない。海を越えたお隣の国の食べ物です。

今回食べたコプチャンもその例にもれず、おいしかったんだけど頬がとろけるほどではないナ~というのが正直な感想でした。

モンナニコプチャンにお昼の二時半ごろ行き、野菜コプチャンを頼みました。店主のおばさんがお店の前で鉄板の上のコプチャンをひっくり返していたので、声はかけやすかったです。近づいてくとガラス戸を開けて招き入れてくれます。席は少ないので、一人で行く場合はお昼ごろは外した方がいいと思います。

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11000ウォンでこれだけ来ます。付け合わせの玉ねぎが妙においしくて、生のニンニクがアホほど辛かったです。味噌ダレはそんなに辛くなかった。コプチャン自体は我慢できないほどでもないけど結構辛かったです。ガスコンロに乗せてくれるんですが、早々に火を切るか弱火にしないと焦げがえらいことになります(なった)。

おいしかったにはおいしかったんですが、牛ホルモンじゃなかったからなのか、辛さに味蕾が負けたのか、期待したほどのものではなかったです。が、コプチャンの「旨さ」をまだ諦めきれないので、これに関してはまた機会があったら別のお店で挑戦してみたいと思います。

ちなみに、このお店にほど近いソウル中央市場のホットックがすご~くおいしかったので近くに寄った人は行ってみてください。一個1000ウォンでした。

 

コンサートに行きたい

今回の旅のメインテーマでした。真冬の韓国に行ったのはDAY6のコンサートに行きたかったからです。日本でYES24のチケッティングをなんとか自力で終え、韓国では電車の乗り間違いをしつつもたどり着いたオリンピック公園。

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外国人チケットの現地受け渡しには確か締め切り時間があり、そのことだけをぼんやり覚えていたため、乗り間違いをしたときは余計な冷や汗をかきました。私の場合は一時間半前くらいでも普通に交換してもらえました。マア、、、早く行った方が絶対いいです…。スタンディングの人は私が到着した時点で並んでたのでなおさら…。

メ~チャメチャほんとすごく楽しかったです。歌のうまい人間がすきなひと、DAY6のライブぜったい好きだから・・・。彼らは音楽が好きでコンサートが好きなんだなあという感想を抱きました。

DAY6が作る時間すべてがひたすらに心地よく、私の人生に染み入った気がした。のびやかな歌声が、幸せそうに歌い上げる表情が、腹の底にズドンと響く楽器の音色が、幸せだった。

ありがちな言葉とアイドルと人生 - 泥のように眠る 

DAY6のコンサートについてはこの記事でたくさん話しています。

韓国のコンサートに初めて参加したんですが、隣の隣の席の人が開幕直前、急にたぶん自作のウォンピルの透明カードを渡してきてちょっと面白かったです。うれしかったけど急になぜ。あと、本国のファンにとって自分のグループのペンライトがことさら特別なものなのだということにも気づきました。いや、全員持ってる!ってくらいみんなペンライト持ってた(DAY6のペンライトはMY DAYというファンダム名にちなんで腕時計型なので、正確にはライトバンド)。

 

前半のまとめ

韓国はかなり昔に行ったきりで、コンサートだけではなく旅行自体も楽しみにしていたのでアレコレ調べてから臨みました。事前にルートを考えておくともっと楽しいですね、旅…。食べ物は自分が夢に見すぎた節があり、メチャクチャにおいしかった!というわけではありませんでしたがそれでもおいしかったし、歩き回って自分の決めたものを好き勝手に選べたのは楽しかったです。

あと一人旅じゃなくても大事なこと、人に尋ねるのをためらわないこと…本当大事です…。電車の乗り間違いをした時も、なんなら日本で関空までの道もぜんぶ聞きながら行動しました。100回くらい何かしらを誰かに聞いた気がする。旅先の人間なんてもう二度と会うことのない人々なので道くらい気楽に聞いたらいいと思います。これは今までの私の反省なんですが、最優先事項は「正しい道(やり方)」を教えてもらうことであって赤の他人に親切にされることではないので、もしちゃんと答えてもらえなかったら次の人に聞けばいいだけなんですね。

 

前編はこれで終わりです。

後編は

チムジルバンに行きたい

ピアスを開けたい

化粧品も見たい

について書きます。